ジェイリースグループは、誰もが「自分の人生をまっとうできる社会」をつくることを未来の社会における存在意義としています。社会課題を解決または軽減することで、誰もが自由にチャレンジできる世界を目指します。
IR情報
よくわかるジェイリース
- 以下の内容を一括でダウンロードできます
ビジョンと理念
未来ビジョン
誰もが「自分の人生をまっとうできる社会」をつくることを未来ビジョンとしています。
企業理念
ジェイリースグループは、私たちに関わる全ての人の幸せを追求することを企業理念としています。
理念浸透に向けた取り組み
グループ全体で理念浸透を図るために、様々な取り組みを行っています。
事業内容
ジェイリースグループの事業
保証関連事業(ジェイリース、子会社K-net)、不動産関連事業(子会社あすみらい)、IT関連事業(子会社エイビス)を展開しています。
家賃債務保証とは
賃貸物件における家賃の滞納があった場合に、賃借人に代わり賃貸人へ家賃を立替払いする仕組みです。
サブリースと家賃債務保証の違い
サブリースは空室保証、家賃債務保証は滞納保証という違いがあります。
家賃債務保証の手続きとお金の流れ(申込、契約)
入居者から保証料を受け取り、保証会社からは不動産会社に事務手数料を支払います。
家賃債務保証の手続きとお金の流れ(滞納発生時)
入居者に代わり、当社が家主または不動産会社へ未払家賃を支払い、後に入居者から当社に立替賃料を支払っていただきます。
保証審査について
個人信用情報機関のデータなど、膨大なデータを活用し、申込者の家賃の支払能力の調査を行っています。
債権管理について
家賃滞納債権ごとの発生期間やエリアなどに応じた人員配置に加え、AI分析を活用し、回収精度と効率を上げています。
監督官庁、登録制度について
当社は国土交通省が制定する家賃債務保証事業者の登録をしています。
創業~現在に至るまで
創業の想い
無縁社会の到来により、連帯保証人を探すことが難しい人が増えることを予見し、その社会課題を解決するために、当社は創業いたしました。
沿革
2004年創業、家賃債務保証以外の事業も順次手掛けて成長。
住居用賃料保証
市場規模
住居用賃料保証市場は、2,300億円程度を想定しています。
保証利用率について
住居用賃料保証の利用率は約8割です。
事業用賃料保証
市場規模
事業用賃料保証市場は350億円程度を想定しています。
保証利用率について
事業用賃料保証は2割程度と推定しています。
医療費保証
医療費保証とは
医療機関における未払医療費を保証するサービスです。
市場規模
医療費保証の潜在市場規模は700~1,200億円程度と推定しています。
競合他社について
家賃債務保証会社のほか、弁護士委託、決済代行会社が参入しています。
保証導入率について
医療機関の保証導入率は3~4%と推定しています。
不動産関連事業
あすみらい株式会社について
2012年にジェイリースの100%子会社として設立した、外国人専門の不動産会社です。
事業内容
不動産売買仲介、マンスリーマンション運営、収益不動産販売などを行っています。
IT関連事業
株式会社エイビスについて
コンピュータソフトウェア開発及び販売を行う会社で、2024年4月にジェイリースの100%子会社となりました。
事業内容
ソフトウェアの開発及び販売を行っています。
ジェイリースFC
ジェイリースフットボールクラブについて
2018年に創立(2025年に法人化)した、実業団サッカーチームです。
ジェイリースの強み
強み❶業界最大の出店店舗数と出店都道府県数
37都道府県、40支店(2025年3月現在)と業界最大の出店数です。
強み❷多様なアライアンス
様々な企業や団体とのアライアンスにより相乗効果を発揮し、競合他社との差別化や業務効率化を図っています。
強み❸豊富な独自データ
創業来の契約データ蓄積により、精度の高い与信審査を実現しています。
強み➍東証プライム上場企業
東証プライム市場上場企業として高い信頼を得ています。
住居用賃料保証の強み
地域密着を基本とした対応や、様々なアライアンスなどにより、市場成長率を上回る成長を続けています。
事業用賃料保証の強み
創業より展開していた先行優位性や、業界No.1の店舗網などの強みを活かしています。
医療費保証の強み
様々なタイプの入院患者に対応ができ、保証料負担の対象も医療機関が選択できます。
成長戦略
成長戦略
保証領域を超えて「信用で人をつなぐ会社」として事業領域の拡大と既存事業の成長を図ってまいります。
数値計画(売上高、営業利益)
2026年3月期は売上210億円、営業利益35億円、営業利益率は16.7%を計画しています。
数値計画(代位弁済関連指標)
代位弁済発生率は6%台で推移し、代位弁済回収率は96%台を維持する計画です。
数値計画(出店都道府県数)
業界最大ネットワーク構築を推進し、47都道府県へ出店を目指します。
会計処理
保証料の売上計上について
「信用補完相当分」と「家賃債務保証相当分」という考えのもと、按分計上しています。
売上原価について
事務手数料が大半です。貸倒関連費用は販管費に計上しています。
貸倒引当金の計上方法について
貸倒実績率により、債権者毎の延滞期間に基づいて計上しています。
代位弁済発生時のP/Lのインパクトとタイミングについて
代位弁済発生時からの経過期間に応じて、貸倒引当金及び貸倒引当金繰入額を計上しています。
IR資料についてのQ&A
上記の通り、当社独自の強みがあります。また、当社は、大分県創業で、九州を中心に市場の獲得を進めていたため、九州以外の地域では後発であり、特に東京など大都市圏においては、住居用賃料保証のシェアは3%程度とまだ低く、拡大の余地は大きいと考えています。
決算説明資料の数値は、破産更生債権等(固定負債に計上)も含んだ数値となっております。
医療費保証や代位弁済手続費用、収納代行手数料、売上按分差異額、子会社あすみらい、エイビス、ジェイリースFCの売上が含まれています。
コロナ禍においては、補助金などの行政支援の影響で代位弁済発生、回収が非常に好調に推移したため、貸倒関連費用の抑制等により、営業利益率が高水準となりました。
従いまして、コロナ禍の営業利益率20%台は特異な水準であったと考えております。
保証会社を切り替えるにあたっての不動産会社側の負担は低く、当社は営業人員の多さや常日頃から不動産会社との連携を密にしております。様々な情報収集を行い、長年の経験と専門性を活かし、柔軟にニーズに対応したサービスを提供することで、取引数を伸ばしています。滞納顧客に対しても、支払返済計画の相談など寄り添った対応や、店舗網を活かした現地訪問の実施などにより、早期解決に向けた協力体制ができています。
当社は、大都市圏では後発でありシェアが低いためまだ伸びしろが大きいことに加え、家賃債務保証会社の中で唯一のプライム上場企業であることや、創業20年にわたり培った実績と高い信用力、多様なアライアンス先との共創から生み出される充実したサービス展開により、市場成長率を上回る成長を続けています。
事業用物件の賃貸借契約においては、契約時に敷金や保証金(賃料の10ヶ月程度)を預けることが一般的です。コロナ禍初期における賃料支払いにかかる問い合わせの急増による不動産管理会社の混乱やリスク回避意識の高まりにより、事業用賃料保証の認知が進みました。
また、保証を利用することで賃料滞納リスクが軽減され、敷金や保証金の減額が可能となり入居者の初期負担を減らせるなど、オーナー・入居者ともにメリットがある仕組みのため今後も継続して利用率が高まっていくと見込んでいます。